『秘拳!残悔拳の巻』第3話では、数秒後に体が真っ二つになって死んでしまうという技が登場します。この技のシーンや名前からして、「頭維(ずい)」や「懸釐(けんり)」のツボが関係していると考えられます。
どうやって秘孔を突いたら体が裂けるのかは正直わかりませんが、前頭骨の厚さはだいたい4〜8mmで、髄膜は数ミリしかないんですよね。もし身長185cmの格闘家が、指を関節まで深く突き刺せば、致命傷になるのは間違いないでしょう。
ちなみに、自動販売機の高さが183cmくらいなので、だいたいそのくらいの大きさをイメージしてもらえるといいかも。
普通に考えて、死んじゃいますよね。
さて、「頭維」というツボですが、足の陽明胃経という経絡に属していて、髪の生え際の角の少し上あたりにあります。頭痛やめまい、目の痛みや痙攣に効くとされています。
「懸釐」のツボは、足の少陽胆経に属していて、「頭維」の下にあります。こめかみの少し後ろあたりで、髪の生え際あたりを押してみて、気持ちよく感じる場所がそれです。
これもやはり、めまいや目の疲れに効くと言われています。また、側頭筋をほぐすと顔のたるみにも良いので、表情が明るくなりますよ。